エネルギービーム加工と放電加工

ねらい もの作りにおける各種加工方法のうち、エネルギービーム加工と放電加工について解説し、非接触加工に関する知識を深めます。
内 容 加工に用いられる高密度エネルギービームとしては、レーザービーム、電子ビーム、イオンビームが挙げられます。レーザービーム加工は、レーザー光を集束して得られる高エネルギー密度を利用し、各種材料を融解・気化して切断、穴あけ、溶接などを行う加工法です。最近では材料に対し熱損傷を抑えた非熱加工も盛んに行われています。電子ビーム加工は、光の速度の半分くらいに加速した電子をビーム状にし、これを材料に衝突させて行う加工法です。イオンビーム加工は、イオンを加速および集束して被加工物に照射し、その衝突エネルギーを利用して加工を行う方法です。主に尖鋭部分の仕上げ加工に用いられます。
放電加工は、電極と被加工物との間に短い周期で繰り返されるアーク放電によって被加工物表面の一部を除去する機械加工の方法であり、主として、従来の機械加工技術では加工できなかった硬い金属に適用されます。放電加工は、金型の製作や精密部品加工のために広く用いられ、特に切削加工が困難な場合に用いられる場合が多いです。
本講義では、これらのエネルギービーム加工と放電加工について、その原理と最近の動向について説明します。
講 師 長岡工業高等専門学校
電気電子システム工学科 教授
中村 奨

長岡工業高等専門学校
機械工学科 准教授
金子 健正

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